好物はベビースターラーメン、モットーは「一球同心」。大阪桐蔭の西谷監督ってどんな人?

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平成29年の選抜高校野球を制した大阪桐蔭の監督といえば西谷浩一監督。大きな体が印象的な監督さんです。その西谷浩一監督とはいったいどんな人なのか調べてみました。

プロフィール

(出典:スポニチアネックス

西谷監督は1969年生まれ。報徳学園から関西大学に進みます。関西大学では4年時に主将を務め、100人以上の部員をまとめあげました。

1998年秋に大阪桐蔭の監督に就任。一度退きましたが2004年に再就任。以来13年にわたって監督を務めています。

甲子園への出場は13回。42勝8敗で5度優勝しています。(2017年4月現在)

教え子にはスラッガーが多く、西岡剛、中村剛也、中田翔、平田良介、浅村栄斗らをプロ野球に輩出しています。投手では藤浪晋太郎、澤田圭佑らがプロ入りを果たしました。

好物はベビースターラーメン

(出典:おやつカンパニー

西谷監督の好物は「ベビースターラーメン」。

2017年1月には、教え子の藤浪晋太郎投手がベビースターラーメンを750袋差し入れしたことで話題になりました。

 阪神・藤浪晋太郎投手(22)が4日、大阪府大東市内の母校・大阪桐蔭高のグラウンドで自主トレを公開した。

西谷監督は、ベビースターラーメンの専用サーバーを持つほどの、大のベビースターラーメン好きのようです。

大東市の同校グラウンドの教官室にはベビースターの「専用サーバー」が置かれている。昨年、藤浪からプレゼントされたもので、上からベビースターを大量に入れて下のツマミをひねると好きな量が出せる便利なマシンだ。

(出典:東京スポーツ

モットーは「一球同心」

西谷監督のモットーは「一球同心」。大舞台で心一つになれる源は「全員の寮生活にある」と語ります。

大阪桐蔭野球部は全寮制なのですが、レギュラー、補欠、背番号のない部員が3人部屋で一緒に生活するそうです。このような部屋割りにした理由を西谷監督は「それぞれの立場から喜び、悩みを分かち合うことで、一体感が生まれる」といいます。2012年に史上7校目の春夏連覇を達成したときに西谷監督が「メンバー、メンバー外関係なく、全員でつかんだ」とコメントしたことも「一球同心」の表れなのでしょう。

下級生の洗濯も、西谷監督が廃止したとのこと。

1993年にコーチに就くとすぐ、「練習の機会を奪いたくない」と下級生による先輩の練習着の洗濯を禁止。1年生を上級生の実戦練習に加える。指導者が尻をたたかずとも先輩の背中を見て練習する姿勢が部の伝統になった。

(出典:朝日新聞

また、西谷監督は部員とのコミュニケーションを重視し、部員に毎日ノートを提出させています。

「そうした経緯から、西谷監督はコミュニケーションを重視し、生徒に毎日ノートを提出させている。これは交換ノートの形式で選手の体調や資質を見抜いてアドバイスを添えることで効果を発揮していますが、そればかりか、部内で暴力やイジメがないか、その雰囲気を把握するのにも役立っているといいます。何かあれば生徒を叱りますが、激怒しすぎて選手が落ち込んだ時には『俺の太鼓腹触って元気出せ』と優しく励ますそうです」

(出典:Asagei plus

寮生活の選手とはノートを交換。会話ができなくても、生徒と向き合う時間を作る。「私も高校の時にノートとかで、先生方に一言書いてもらうことが励みになったし、叱られてグサッとくることもあった。文字は残るし、あとで見直せる。文字の裏にどんな気持ちを持っているのかということも、想像してもらいたい。きれいな字じゃないけど、書くことは多い」

(出典:デイリースポーツ

選手の言葉に耳を傾け、一人ひとりに「念ずれば花開く」など直筆の文言を贈ることもあるそうです。

西谷監督のスカウティング

西谷監督が選手を見るポイントは技術よりも、野球への情熱とのこと。

「もちろんうまい選手が来てほしいけど、うまい選手であって、本当に野球が好きかどうか。そこが大事。うちの練習は厳しい。でも、その中で、大阪桐蔭でやろうという憧れを持ってもらって、その後も野球を続けて勝負したい、と。そういう子たちと3年間やりたい」

(出典:デイリースポーツ

ただ、選手が勝手に集まっているわけではなく、西谷監督が自ら有力選手のところに足を運ぶそうです。社会科の講師を務める西谷監督は、土曜日の授業を外してもらい、その時間を使ってスカウティング活動に励みます。

「勝手に集まると思ってる人もいるかもしれませんが、西谷さんは、自分で動いているんです。体の割にフットワーク、軽いんですよ(笑)。あんなにマメな人はいないんじゃないですか。これだと思ったら、毎週でも来る。履正社は、年配の人が回っている。そして最後に監督の岡田(龍生)さんがくる。どこのチームも監督が来るとしたら、最後ぐらい。西谷さんほど動く監督は、おらへんでしょうね」

(出典:Number Web

現在、北海道日本ハムファイターズに所属する中田翔を勧誘する際は、40、50回は広島に通ったといいます。金曜日の終電で広島へ移動し、翌日の早朝から中田を見て、午前11時広島発の新幹線で大阪へ戻っていたそうです。

大阪桐蔭の強さの秘密

埼玉西武ライオンズの浅村栄斗は、大阪桐蔭の強さの秘密をこう語りました。

「どんなにうまい選手でも入学したときは、レベルの高さに圧倒される。だからレギュラーになるだけでも必死。その中で、自然とうまくなっていく」

(出典:Number Web

しかしながら、西谷監督の指導法は非常にオーソドックスで、個性を伸ばす方針のようです。

「指導自体はオーソドックスですが、型にはめず個性を伸ばすので、その後の指導者から吸収する態勢も整っており、プロ入り後にグンと素質が伸びる選手が多いんです。中村はブルブル振り回していましたし、あの体型でしたが、それが許されて現在、稀代のホームラン打者になった。西岡も『何も教わってない』と高校時代を振り返っていましたね。西谷監督は天才の扱い方をよく知っているんです」

(出典:Asagei plus

素質を持った選手たちが気持ちを一つにして練習に取り組み、個性を伸ばす指導を受けるわけですから、チームが強くならないわけありません。

西谷監督は、夜の10時まで選手たちの自主練習を手伝い、引退後も部員全員の進路が決まるまで、とことん相談に乗るそうです。「趣味は何もない。野球が全て」と言い切る西谷監督の今後の采配に引き続き注目です。

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