若井基安が監督に!山口県の高校野球はダイエーホークスが引っ張る!

この記事をシェアする

8月8日(月)の第3試合で履正社(大阪)に敗れた山口代表の高川学園の新監督が発表されました。

wakai_daiei

(出典:なん・これ・たか・じゃん

高川学園の新監督には、かつて南海ホークス、福岡ダイエーホークスで内野手、そして代打の切り札として活躍した若井基安氏が就任すると発表されました。若井氏は2016年6月から同校でコーチとして1、2年生を指導しており、新チームから指揮をとる予定とのことです。

高川学園の新監督に元ダイエーの若井基安氏(52)が内定していることが8日、分かった。藤村竜二監督(46)が今夏限りで退任予定。関係者によると、若井氏はすでに6… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)

若井基安とは?

1981年の春のセンバツにPL学園の選手として出場し優勝。同期は吉村禎章(元巨人)、西川佳明(元南海)。卒業後は法政大学に進学し二塁手として活躍。全日本大学野球選手権大会で3度優勝。東京六大学野球のベストナインを2度獲得。

法政大学を卒業したあとは日本石油(現・JX-ENEOS)に入社。入社1年目の1986年、第57回都市対抗野球大会で優勝。若獅子賞(新人賞に相当)を獲得。

高校・大学・社会人で日本一になった実績をひっさげ、1987年に南海ホークスに入団。翌1988年の開幕戦のスタメンに名を連ねる。球団名が福岡ダイエーホークスに変わった1989年以降は代打の切り札として活躍。1994年には小久保裕紀の不調で4番を打ったことも。

1999年、ダイエーが日本一となった年に戦力外通告を受ける。引退後はスカウトを務め、柳田悠岐などを担当。2014年限りで福岡ソフトバンクホークスを退団。

PL学園~法政大学~日本石油と、アマチュア球界のエリートとして歩んできた若井基安氏が約30年ぶりにアマチュア球界に戻ってきました。

山口県の高校野球といえば…

山口県の高校野球の監督で、元プロ野球選手といえば早鞆高校の大越基監督が挙げられます。大越基監督は2009年9月より早鞆高校の監督に就任し、2012年には選抜出場を果たしています。

ookoshi

(出典:Fukuoka Daiei Hawks Stadium ~大越基~

高川学園の若井新監督と大越基監督は、1993年から1999年までの間、福岡ダイエーホークスでチームメイトでした。1994年、1996年には一軍でともに戦っています。

元プロ野球選手の監督の現状

2013年に学生野球資格の回復条件が緩和され、元プロ野球選手が高校野球の監督に就任するケースが増えてきています。2015年末時点で708人が資格を回復したとのことですが、監督に就任したのはわずか10人少々と、非常に狭き門となっています。その中で甲子園で勝利を挙げた(※)のは九州国際大付の楠城徹監督のみと、現実は非常に厳しいものとなっています。

(※)制度変更前に高校野球の監督となった元プロ野球選手で、甲子園で勝利を挙げているのは、池田の蔦文也元監督、常葉菊川の佐野心前監督など5人います)

しかしながら、若井基安新監督のように、アマチュアで大きな実績を残している元プロ野球選手が高校野球の監督に就任するのは個人的には大歓迎です。

山口県の高校野球のレベルアップに期待!

元プロ野球選手が監督に就任したからすぐにレベルが上がる、甲子園に行ける、などといった甘い話はありません。

現に、若井新監督と同じPL学園から早稲田大学、プリンスホテルというアマチュア球界のエリートコースを経て西武ライオンズなどで活躍した金森栄治氏は、2014年に石川県の金沢学院の監督に就任しましたが、2016年現在、最高成績が県ベスト8、2016年は春も夏も初戦敗退と苦しい戦いが続いています。

ですが、元プロ野球選手の監督就任は前述のように非常に狭き門ということもあり、注目度としては非常に高いです。注目度が上がれば選手も集まりやすくなります。

ここ10年、甲子園での最高成績がベスト8と、やや元気のない山口県の高校野球にとって、若井新監督就任のニュースは明るいものといえます。

今後の山口県の高校野球に注目です。