【観戦記】桐光学園vs横浜創学館 (2016年7月24日・サーティーフォー相模原球場)

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7月24日(日)、サーティーフォー相模原球場にて2016年夏の神奈川大会4回戦・桐光学園vs横浜創学館の試合が行われました。勝てばベスト16となるこのカード、日曜日ということもあり朝早くから多くのお客様が詰め掛けました。

桐光学園の先発は背番号10を着けた大河原誠(3年)、横浜創学館の先発はエース・川井啓徳(2年)。左投手同士の投げあいとなりました。

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▲大河原誠(桐光学園)

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▲川井啓徳(横浜創学館)

3回戦の厚木北戦に続いての先発となった桐光学園の大河原は立ち上がりからストライクが入らず、横浜創学館のトップバッター・伊藤秀和(3年)、3番・城ヶ峰智也(3年)に四球を与えてしまいます。ワンアウト一・二塁とピンチを迎えた桐光学院はエース・中川颯(3年)を投入。後続を断ちます。

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▲中川颯(桐光学園)

ピンチをしのいだ桐光学園は2回、3回にそれぞれ1点を取り試合を優位に進めます。対する横浜創学館は毎回スコアリングポジションにランナーを送るものの、あと1本が出ず4回まで無得点のまま回を重ねます。

5回表に1点を返した横浜創学館は7回にもチャンスを迎えます。ワンアウト一・二塁で6番を打つ主将・佐藤裕大が左中間に大きな当たりを放ちます。二塁走者は生還したものの、一塁走者は本塁でタッチアウト。同点止まりとなりました。しかしその裏、4回から6回まで横浜創学館の川井に0点に抑えられていた桐光学園は三本の安打とひとつの四球で2点を取り、横浜創学館を突き放します。

ここから試合が大きく動きます。8回表、先頭の新倉稜磨(3年)をピッチャーゴロに抑えた桐光学園・中川が突如コントロールを乱し、なんと9番の吉田悠真(3年)から3番・城ヶ峰まで4者連続のデッドボール。押し出しで1点を与えた後、続く4番・佐藤優斗(2年)に二塁打を浴び、この試合初めて横浜創学館がリードします。
その裏の桐光学園は6番の齋藤健成(3年)のヒットなどで、ワンアウト一・二塁とチャンスを作ります。迎えるは9番の逢坂倫充(2年)。逢坂の打球は力なくキャッチャーの上に上がりますがこれを横浜創学館の捕手・佐藤裕大が落球してしまいます。息を吹き返した逢坂はライト前ヒットを放ちワンアウト満塁。続く1番・渡邉宏祐(2年)がレフト方向へライナーを放ちます。この難しい打球を横浜創学館のレフト・伊藤が後逸。三人のランナーを迎え入れ桐光学園が逆転に成功します。その後桐光学園は2点を追加。スコアを9-6とし最終回の守備につきます。

9回表の横浜創学館、8番の新倉・9番の吉田の連打でワンアウト一・二塁とするも反撃はここまで。終盤の激しい展開を制した桐光学園が5回戦進出を決めました。

敗れた横浜創学館ですが、桐光学園の好投手・中川の速球に逆らわず逆方向を中心としたバッティングで11安打を放つなど、シード校・桐光学園と互角の戦いを見せました。あと1本が出ずに敗れてしまいましたが、エース、4番、5番打者が2年生ということもあり、新チームにも期待できそうです。

対する桐光学園もバットをしっかりと振り切りることで、横浜創学館の川井に15安打を浴びせるなど、シード校らしい戦いぶりでベスト16進出を決めました。チーム力も高く、さらに上を目指せるチームでしょう。

終盤は激しい展開となりましたが、両チームともに持ち味を発揮した好ゲームでした。

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しかし残念なことがひとつ。
8回表の横浜創学館の攻撃時、桐光学園の中川投手が連続死球で苦しんでいるときに、横浜創学館OBと思われる男性から、中川投手に対する「中川!当てろ!」(もっと死球を出せの意と思われます)というヤジが飛びました。死球が続けば横浜創学館に追加点が入る状況でしたが、相手を貶すようなヤジは論外です。それに死球を受けることによって横浜創学館の選手が怪我をする可能性もあり、このヤジは配慮に欠けたものであると言わざるをえません。
味方のチームを応援するあまり激しいヤジになることもあると思いますが、やはりそこには守るべきものがあるはずです。

相手へのヤジではなく味方への声援で、グラウンド上だけではくスタンドもフェアプレーといきたいものですね。

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