【観戦記】横浜創学館vs横浜商大高 (2016年7月13日・サーティーフォー保土ケ谷球場)

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7月14日(木)、サーティーフォー保土ケ谷球場にて2016年夏の神奈川大会1回戦・横浜創学館vs横浜商大高の試合が行われました。ともに今大会をノーシードで迎えた両強豪校が1回戦で対戦するということで、ネット裏を中心に熱心な高校野球ファンが多く詰め掛けました。(保土ヶ谷駅からの路線バスが増発されていました)

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両校のスタンドには控え部員の他にチアリーダー、吹奏楽部が来ており、とても1回戦とは思えない光景でした。

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↑三塁側・横浜創学館側のスタンド

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↑一塁側・横浜商大高側のスタンド

両校の先発は横浜創学館が左腕・川井啓徳(2年)、横浜商大が右腕・大浦慎吾(3年)。両エースの投げ合いで始まりました。

先制したのは横浜商大。3回表にヒットとフォアボールで一死一・二塁のチャンスを迎えます。3番・山田大雅が放った打球はセンターの頭を越え三塁打に。2人のランナーを迎え入れ、横浜商大が2点をリードします。続く4番・横手雄大もレフト前にタイムリーヒットを放ち3-0に。横浜商大が試合を優位に進めます。

3点を先制された横浜創学館はすぐさま反撃に移ります。3回裏にヒット2本で1点を返すと、4回裏には相手のエラーに乗じて1点を追加、そして5回裏には5番を打つ背番号13の佐藤未来人の犠牲フライで同点に追いつきます。

6回の攻防はともに無得点に終わり、迎えた7回表。横浜商大は2番・丹俊介のヒットで一死一塁とチャンスを作りますが、横浜創学館の投手・川井の巧みな牽制で丹は牽制死。チャンスをつぶしてしまいます。その裏、横浜創学館は打順良く1番の伊藤から。レフト前にヒットを放った伊藤は次打者・松岡侑佑のときに盗塁を試みます。横浜商大の捕手・小池雅人の送球が逸れセンターに。難なく三塁まで進んだ伊藤は、松岡のタイムリーヒットで生還。とうとう横浜創学館が逆転に成功しました。

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横浜創学館のエース・川井啓徳は3回に3点を失いましたが、それ以外の回はランナーこそ出すものの緩急をつけたピッチングで横浜商大打線にあと1本を許しません。

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横浜商大のエース・大浦慎吾はバックのエラーなどで点を失うも大崩れすることなく、横浜創学館を4点に抑え踏ん張ります。

4-3と横浜創学館のリードで迎えた9回表、横浜商大は打者ふたりが凡退し、二死ランナーなしと絶体絶命のピンチに。しかし横浜商大はここから粘ります。1番・望月海成と代打・宮尾の連続安打で二死一・二塁とし、長打が出れば逆転、という状況を作ります。続く3番・山田の打球はショートの深い位置へ。万事休すと思われましたが、ショートが悪送球。ランナーを1人迎え入れ同点に追いつきます。横浜創学館バッテリーは4番・横手を歩かせ二死満塁とし、5番・松田啓希との勝負を選択。しかし松田の打球はセンター前に。2者が生還し、横浜商大が6-4と再逆転に成功します。

多くの観客が詰め掛けた保土ヶ谷球場の雰囲気も、勝負あったという感じでしたが、もちろん横浜創学館は諦めません。横浜商大の2番手投手・左腕の古野伊織を四球と二塁打で攻め立てます。

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無死二・三塁とした横浜創学館は4番の佐藤優斗が三振に倒れワンアウトに。続くバッターは今日ノーヒットの5番・佐藤未来人。その佐藤未来人が劇的な幕切れを演出します。

佐藤未来人はレフト方向へ大きなフライを放ちます。犠牲フライには十分な飛距離、と思った打球は思いのほか伸び、レフトの頭を越え無人のレフト芝生席に。これが逆転サヨナラスリーランとなり、横浜創学館が7-6と横浜商大を下しました。

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横浜創学館と横浜商大の試合は追いつ追われつの期待に違わぬ好ゲームとなり、最後も劇的な幕切れとなりました。試合内容の通り、実力的にはほぼ互角でしょう。ただ、横浜商大の守備が乱れた分、横浜創学館が優位に試合を進められたように思います。

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