【2016センバツ】数値から見る出場校戦力分析~近畿編~

この記事をシェアする

2016年3月20日に開幕する第88回選抜高等学校野球大会の出場校の戦力分析を行いました。

今回は「近畿編」です。大阪桐蔭、滋賀学園、龍谷大平安、明石商、智弁学園、市和歌山の6校が対象となります。

なお、データは報知高校野球3月号のものを使用しています。
数字は全て秋季の公式戦と練習試合の合計です。本塁打、三振、四死球、犠打、盗塁、失策は1試合平均の数字です。「順位」は出場32校の中での順位を表しています。

■大阪桐蔭(大阪)

チーム防御率 順位 本塁打 順位 三振 順位 四死球 順位
2.34 22 1.29 1 3.12 21 6.43 1
チーム打率 順位 犠打 順位 盗塁 順位 失策 順位
0.393 1 2.21 10 1.26 22 1.19 25

秋季大阪大会準優勝、そして近畿大会を制したお馴染み大阪桐蔭は、チーム打率、平均本塁打数、平均四死球数が出場32校中1位です。

チーム防御率こそ出場校中22ですが、エース・高山の公式戦の防御率は1.70、昨年のセンバツでもマウンドに上がった好投手です。
しかし2番手以降の投手に不安が残ります。高山に負担がかかりすぎるようですと、厳しい戦いとなるかもしれません。

一方、打撃陣は今大会中トップクラスです。
2番・永広知紀は.500、4番・三井健右は.434、5番・古寺宏輝は.492と中軸を中心に高い打力を誇ります。42試合で54本塁打と一発の魅力も十分です。

今年の大阪桐蔭、投手層に不安はありますが、文句なく優勝候補の一角といえるでしょう。

■滋賀学園(滋賀)

チーム防御率 順位 本塁打 順位 三振 順位 四死球 順位
1.98 14 0.39 12 2.44 6 3.36 25
チーム打率 順位 犠打 順位 盗塁 順位 失策 順位
0.348 10 1.95 14 0.61 30 0.14 1

秋季滋賀大会3位、近畿大会準優勝の滋賀学園、数値的には全体的に平均よりやや高めです。

特筆すべきは59試合でわずか8個の失策でしょう。誤記でなければ相当高い守備力ということになります。

攻撃面では打率、平均本塁打数が数値的に高めと、高い攻撃力といえます。三振の少なさも好ポイントです。ただし、平均四死球数、平均盗塁数の低さは気になるところです。

優勝候補の一角といえる大阪桐蔭と近畿大会決勝で接戦した実績から、滋賀学園も上位進出が十分可能といえるでしょう。

■龍谷大平安(京都)

チーム防御率 順位 本塁打 順位 三振 順位 四死球 順位
2.11 19 0.91 3 4.12 30 4.56 6
チーム打率 順位 犠打 順位 盗塁 順位 失策 順位
0.347 11 1.72 22 1.93 10 0.53 5

秋季京都大会を制し近畿大会ベスト4の龍谷大平安、一部を除き全体的に高い数値を誇ります。

その中でも出場32校中3位の平均本塁打数、6位の平均四死球数、5位の平均失策数が目立ちます。
またチーム防御率、チーム打率とも平均より高く、チーム力の高さがうかがえます。

エース・市岡奏馬は近畿大会準決勝・滋賀学園戦での自滅が気になりますが、158回1/3を投げて164奪三振と、しっかりと三振を取れる好投手です。

今年の龍谷大平安、その市岡の踏ん張り次第では十分に上位を狙えそうです。

■明石商(兵庫)

チーム防御率 順位 本塁打 順位 三振 順位 四死球 順位
2.04 16 0.13 26 2.71 12 5.13 3
チーム打率 順位 犠打 順位 盗塁 順位 失策 順位
0.353 7 2.64 4 1.36 20 0.84 14

秋季兵庫大会を制し、近畿大会ベスト4の明石商業は、出場32校中3位の平均四死球数、4位の平均犠打数、7位のチーム打率など、数値からは攻撃力の高さを知ることができます。
高い打率と犠打数の多さで、常に主導権を握ることができそうです。

また、エース・吉高壮は公式戦の防御率が0.91と安定しており、ディフェンス面も一定の力を持っています。

近畿大会で大阪桐蔭と接戦した実績から、今センバツで上位を争う力は十分に持っています。投打が噛み合えば楽しみです。

■智弁学園(奈良)

チーム防御率 順位 本塁打 順位 三振 順位 四死球 順位
2.33 21 1.11 2 3.38 24 4.04 14
チーム打率 順位 犠打 順位 盗塁 順位 失策 順位
0.320 23 1.55 25 1.38 19 1.34 28

秋季奈良大会を制し、近畿大会ではベスト8の智弁学園、数値的には平均をやや下回るものが多いようです。

一昨年の選手権でもマウンドに上がったエース・村上頌樹は117イニングを投げて奪三振が146と高い奪三振率を誇ります。ただし控えの投手陣が安定性を欠き、投手陣全体としては物足りなさを感じます。

今大会で控え投手陣の踏ん張り、そして打撃陣の奮起があれば勝利が近づいてくるでしょう。

■市和歌山(和歌山)

チーム防御率 順位 本塁打 順位 三振 順位 四死球 順位
2.03 15 0.33 17 4.00 28 5.00 4
チーム打率 順位 犠打 順位 盗塁 順位 失策 順位
0.307 24 2.29 8 1.91 12 1.18 24

秋季和歌山大会を制し、近畿大会でベスト8に入った市和歌山ですが、平均四死球数、平均犠打数の数値が高いところから、手堅い攻撃を得意とするチームカラーが見て取れます。

エース・赤羽陸は秋の防御率1.08と今大会出場の投手の中でもトップクラスです。赤羽が試合を作り、手堅い攻撃で試合の主導権を握れば面白い結果になるかもしれません。

近畿大会こそベスト8でしたが、和歌山大会では箕島、智弁和歌山を破っており、侮れないチームといえるでしょう。今大会のダークホースの1校です。

▼「数値で戦力分析」シリーズ

【2016センバツ】数値から見る出場校戦力分析~21世紀枠編~
2016年3月20日に開幕する第88回選抜高等学校野球大会の出場校の戦力分析を行いました。 今回は「21世紀枠編」です。釜...
【2016センバツ】数値から見る出場校戦力分析~北海道・東北編~
2016年3月20日に開幕する第88回選抜高等学校野球大会の出場校の戦力分析を行いました。 今回は「北海道・東北編」です。...
【2016センバツ】数値から見る出場校戦力分析~関東・東京編~
2016年3月20日に開幕する第88回選抜高等学校野球大会の出場校の戦力分析を行いました。 今回は「関東・東京編」です。木...
【2016センバツ】数値から見る出場校戦力分析~北信越・東海編~
2016年3月20日に開幕する第88回選抜高等学校野球大会の出場校の戦力分析を行いました。 今回は「北信越・東海編」です。...
【2016センバツ】数値から見る出場校戦力分析~近畿編~
2016年3月20日に開幕する第88回選抜高等学校野球大会の出場校の戦力分析を行いました。 今回は「近畿編」です。大阪桐蔭...
【2016センバツ】数値から見る出場校戦力分析~中国・四国編~
2016年3月20日に開幕する第88回選抜高等学校野球大会の出場校の戦力分析を行いました。 今回は「中国・四国編」です。創...
【2016センバツ】数値から見る出場校戦力分析~九州編~
2016年3月20日に開幕する第88回選抜高等学校野球大会の出場校の戦力分析を行いました。 今回は「九州編」です。秀岳館、...