山形県高野連の警告文に書かれている「違法行為」について考える

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kouyaren_yama

山形県高野連の「警告文」が二転三転してますね。

10月19日時点のものはこちら。

keikoku1019

相変わらず稚拙で高圧的な文章です。

何が違法なのか?

この文章を見ますと、山形県高野連が想定しているのは以下の3点のようです。

  1. 肖像権
  2. 主催者としての著作権
  3. 報道機関との契約上の権利

肖像権について

肖像権に関する法律はありませんのでおそらく民法709条(不法行為による損害賠償)を想定しているのでしょう。

条文は以下の通り。

故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。

肖像権の侵害には様々な判例がありますので、ここで違法か否かを論じるつもりはありません。しかしながら、試合の妨げになるような形での撮影でなければ、写真のアップを含め問題がないのではないでしょうか。(勿論、試合以外の写真はNGであると考えます)

気になるのは、この文書に「高校野球連盟の許諾なく」と書かれていること。ここに書かれている「高校野球連盟」(どこの高野連を指しているか不明)は、各選手の肖像権の管理でもしているのでしょうか。

著作権について

山形県高野連は、自らが主催する試合を「著作物」と考え、自らに著作権があると主張しています。「試合は自分たちの作品」とでも言いたいのでしょうか。傲慢すぎるしプレイしている選手や学校に対しても失礼すぎる。

ちなみに、著作権法で「著作物」は以下のように定義されています。

(著作物の例示)
第十条  この法律にいう著作物を例示すると、おおむね次のとおりである。
一  小説、脚本、論文、講演その他の言語の著作物
二  音楽の著作物
三  舞踊又は無言劇の著作物
四  絵画、版画、彫刻その他の美術の著作物
五  建築の著作物
六  地図又は学術的な性質を有する図面、図表、模型その他の図形の著作物
七  映画の著作物
八  写真の著作物
九  プログラムの著作物

山形県の高校野球の試合はこの中のどれにあたると思いますか?

報道機関との契約上の権利

これは法律云々は関係ないですし、ましてや観客には全く関係の無いことです。

「情報は新聞社様やテレビ局様が“正しいもの”を流すから、それまでは一般人は黙ってろ」とでも言いたいのでしょうね。

肖像権を持ち出さてしまうとルールに従わざるを得ない部分もありますが、こういった観客に無関係な理由での「警告」には大きな違和感を覚えます。

山形県高校野球連盟の問題点

当初の文書に「47都道府県高野連」と署名をつけ、さも全国の高野連の総意であるかのように偽った文書を流したのが問題ですよね。

「全国の総意」とすればおとなしく従うだろう、と言わんばかりに「大きな力」でファンを押し付けようとしたんですから。

虚偽の文書を出したことに対する説明もお詫びもなく、しゃあしゃあと「警告」の文章を書き換えるわけですから、非常に面の皮の厚い人たちの集まりなのでしょう。

我々高校野球ファンはどうすべきか

こんなクソみたいな文章に従うのはシャクですが、やはり一旦はこの「警告」を受け入れるしかないでしょうね。

その結果がどうなるか、山形県高野連の方に見てもらいましょう。